アウェイでジュビロ磐田を1-5と下すなど、一時は4位につけ好調を維持していた横浜F・マリノス。

しかしその後に3連敗を喫すると、先週末のヴァンフォーレ甲府戦でも勝ちきることができず2-2で引き分けてしまった。順位は9位にまで後退している。

なかでも目立つのは、ディフェンス面のミスだ。

前々節の名古屋グランパス戦ではGK飯倉大樹が2度にわたってキャッチミスし失点に直結するプレーを見せていたが、先週末の甲府戦で喫した2ゴールも軽率なものであった。

まずは1失点目。

甲府DFの大きなクリアボールを、中澤佑二がハーフウェーライン付近でまさかのトラップミス。ここから甲府にカウンターを許し、最終的には熊谷駿にゴールを奪われた。

失点の基点になったのは中澤のミスである。

もちろんこれは褒められるプレーではないのだが、この後の守り方も少し気になった。

【次ページ】中途半端だった中町の“寄せ”