エデル(サンプドリア → インテル)
ニアングに続き、1月にラニエリが興味を持っていたのは当時サンプドリアに所属していたエデルだ。
サンプドリアで好調なシーズンを過ごしていたエデルは、冬の移籍ウィンドウで複数のクラブから興味をもたれていた。19試合で12ゴールを奪っており、スペースを活用できるエデルはラニエリの戦術にマッチしたことであろう。
この29歳のアタッカーにはまず800万ポンド(およそ12.5億円)でオファーを送ったが断られ、その後1000万ポンド(およそ15.6億円)の移籍金でオファーを送ったという。しかし、エデル本人はインテルへの移籍を選択した。
だが、この移籍はうまくいったと言えない。インテルでは13試合に出場するもわずかに1ゴール。ベンチが定位置になってしまった。
ジョルダン・ヴェレトゥ(ナント → アストン・ヴィラ)
シーズンが始まる前の昨年の夏、ジョルダン・ヴェレトゥの名前はあまり英国で馴染みのないものであった。しかし、彼は母国のナントでは人気のあった選手。2014-15シーズンのリーグ・アンでは36試合に出場し7ゴールを奪っていた。
夏の移籍ウィンドウでアストン・ヴィラとレスターが獲得が狙い、最終的にはアストン・ヴィラが獲得に成功。しかし、この決断はヴェレトゥにとってミスだったかもしれない。25試合にプレーしたが、アストン・ヴィラは最下位で降格。一方のレスターは優勝なのだから。
2月に『Birmingham Mail』のインタビューを受け「良い決断」と語っていたようだが、今も同じ気持ちかどうかはわからない。