19日、ドイツ・ブンデスリーガの入れ替え戦プレーオフが行われ、長谷部誠が所属する1部17位アイントラハト・フランクフルトは、ホームに2部3位ニュルンベルクを迎えた。
フランクフルトはこの試合の前日、30歳のDFマルコ・ルスに腫瘍が見つかったことを発表。
マルコ・ルスに腫瘍が発見されました。
アイントラハト・フランクフルトは彼の早期回復を心より願っています。
Gute Besserung #Russ !#SGE pic.twitter.com/y5DiLXsDNt
— Eintracht Frankfurt (@eintracht_jp) 2016年5月18日
ルスは2011~2013年のヴォルフスブルク時代を除き、1996年からフランクフルトでプレーするクラブの象徴的な選手。これまで250試合以上に出場しており、今季もアレックス・マイアー不在時には腕章を巻くなど、主力としてチームを牽引している。
大事な試合を前にした衝撃の発表であったが、『Kicker』日本語版などの情報によると、ルスは手術を延期してクラブに入れ替え戦への出場を直訴。ニコ・コヴァチ監督もこれを了承し、強行出場することとなった。
残留のためにも、ルスのためにも、“絶対に負けられない”一戦。長谷部も古巣相手にボランチで先発起用された。
しかし、フランクフルトは試合を押し気味に進めながらゴールを奪えず、前半終了間際、
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
ニュルンベルクのセットプレーから、長谷部と重なったそのルスが自軍ゴールに入れてしまい、先制点を許してしまう。
ほとんどチャンスを与えていなかった相手、また、悪い時間帯に、強行出場したルスによる痛恨のオウンゴール…フランクフルトは最悪の流れでハーフタイムを迎えた。
フランクフルトは後半、チャンドラーの低いクロスを、ボックス内の中央で受けたミヤト・ガチノヴィッチが、
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
DFを背負いながら強引に押し込み同点に追い付くが、勝ち越しゴールは奪えず試合は1-1の引き分けで終了。同点とはいえアウェイゴールを許した中で、23日に行われる2ndレグを迎えることとなった。
なお、長谷部は90分間フル出場している。