イングランドサッカー協会(FA)は、来シーズンからFAカップ準々決勝の引き分け再試合(リプレイ)を廃止すると発表した。
From 2017, the four @EmiratesFACup quarter-finals will be played to a finish on the day: https://t.co/xcrk1qbJL0
— The Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) 2016年5月26日
世界最古のカップ戦として知られるFAカップ。
この大会はトーナメント方式で行われているが、1回戦から準々決勝までの試合が同点で90分を終えた場合、延長などは行わず、リプレイで決着をつけるのが伝統となっていた。
しかしこのルールによって試合数が増加し、選手のコンディションにも影響を及ぼしているという現状があった。
そこで今回FAはルール改正の一環として、来季以降準々決勝のリプレイ制度を廃止し、1試合で勝敗を決することに変更となった。
準々決勝の頃にはUEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグといった他のコンペティションも佳境を迎えており、各クラブの監督やファンの中には胸を撫で下ろしている人もいるのではないだろうか。
なお、FAカップでは1999-2000シーズンから準決勝のリプレイ制度も廃止されている。