先日、スイス1部リーグからの降格が決まってしまった名門FCチューリッヒ。

28年ぶりの悲劇であったが、このほど行われた国内カップ戦決勝ではルガーノを1-0で撃破し、見事優勝を決めた。

これにより、来季2016-17シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を手にしたと公式Twitterが伝えた。

つまり来季は国内で2部リーグを戦いながら、ELにも参戦することになる予定なのだ。これはレアケース…。

『luzernerzeitung』によれば、2部落ちが決まりながらカップ戦を優勝したのは、1992年のルツェルン、2004年のヴィル以来3チーム目となるそう。

今月になってチューリッヒはサミ・ヒューピア監督を解任し、その後任としてウリ・フォルテを招聘。昨年までは久保裕也の所属するヤング・ボーイズの指揮官だったフォルテは、この勝利で降格を償うことはできないとしながらも「何かを返す義務があった。なにはともあれ、この優勝に満足している」などと述べていたそうだ。

なお、来季のELにはマンチェスター・ユナイテッドやサウサンプトン、シャルケ、マインツ、インテル、フィオレンティーナ、ゼニトなどの参戦が決まっている。

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