レスターのエースFWジェイミー・ヴァーディの去就が突如騒がしくなっている。アーセナルが2000万ポンド(30億円)のリリース条項を支払い獲得するのではないかという噂が伝えられているのだ。
そんななか、地元紙『Leicester Mercury』では「一体何がどうなっている?」という特集記事を配信していた。
Arsenal's bid to buy #LCFC's Jamie Vardy - just what is going on? https://t.co/l1smlZ5Zjs https://t.co/EFDU5WUQl3
— Leicester Mercury (@Leicester_Merc) 2016年6月4日
その内容を見てみる。
単なるメディアの話なのか?
Noだ。
多くの移籍の噂は信用できない。よってそれらのソースなどは用心して扱う必要がある。
今回のアーセナルとヴァーディについての話は、信頼できるジャーナリストとしっかりしたソースから来ている。単なるメディアの噂ではない。確かに何かが起きている?
レスターが彼を売りたがらなかった場合、ヴァーディはどうやって去ることができるか
選手のなかには、契約にいわゆるリリースコントラクトが含まれているケースがある。
今年2月にヴァーディがレスターと新契約について交渉した際、彼はこれを求めた。他のクラブが2000万ポンドのオファーを持ちかけた場合、相手側と移籍について協議することを認めるというものだ。アーセナルはこの条項を行使したので、彼と会談することが可能。
他のクラブもヴァーディに興味を持っているとのリポートもある。それは事実か?
YesでもありNoでもある。
ウェストハムが彼を注視していたことは分かっている。だが、それは成功の見込みのないものだった。なぜヴァーディがレスターからウェストハムに行くことがあるだろうか。
彼の条項を行使するためにマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールとも会談が行われたというリポートもあるが、どちらのクラブもヴァーディに関心を持ってはいない。
リヴァプールが巨額の年俸を提示したというのはウソだ。彼らが興味を示している選手がヴァーディではないことは、マージーサイドの情報者によって確認が取れた。
それから、単に2000万ポンド払えば選手が獲れるというほど、リリース条項は単純ではないことが多い。
付随する条項があることが多く、ヴァーディの契約にもそれがあると我々は理解している。契約(移籍)が成立するのは、チャンピオンズリーグに出場するクラブに限る。なので、レスターはマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールには売却する必要はないだろう。