元日本代表DF鈴木大輔が所属するスペイン2部ジムナスティック・タラゴナ(ナスティック)は11日、昇格プレーオフ一回戦の2ndレグでオサスナと対戦した。

アウェイで行われた1stレグを1-3と完敗したナスティック。それでも後半に奪ったアウェイゴールに望みを託し、ホームでの第2戦に臨んだのだが結果は残酷なものになった。

ナスティックは前半7分に先制し、スタジアムには逆転へのムードが高まった。しかし、32分にオサスナの早いリスタートから追い付かれると、後半さらに2失点。その後1点を返したものの2戦合計3-6で敗れ、来季の1部昇格を逃した。

オサスナは今季のリーグ戦で6位だったが、同3位のジムナスティックに2試合完勝という意外な結果に。なかでも、第1戦で2ゴールを決めた19歳のミケル・メリノがこの日も魅せた。

同点で迎えた54分、このヒールで勝ち越しゴールを演出すると、

74分には、自身で駄目押しとなるゴールを決めた。

オサスナは来週、一回戦もう1ブロックのジローナ対コルドバの勝者と昇格をかけて対戦する。メリノはこのプレーオフ後、ドルトムントに加入することが決まっているが、クラブに置き土産を残していけるだろうか。

一方、今年2月に加入後、3月になってレギュラーを掴み、15試合連続で先発フルタイム出場した鈴木。しかしこの日、同点ゴールの場面で競り負け失点を許すなど、大事なプレーオフで2試合6失点となった守備崩壊を食い止められず、残念ながら1部昇格への夢は断たれた。

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