EURO2016、グループAのアルバニア対スイス戦ではこんな場面があった。

ボールを奪い合っているのは、実の兄弟だ。アルバニア代表の14番は兄のタウラント・ジャカ、スイス代表の10番は弟のグラニット・ジャカだ。

試合後、2人はユニフォームを交換し、互いの健闘を讃え合ったようだ。

コソヴォ系アルバニア人の両親のもと、スイスのバーゼルで生まれた2人。ともにユースではスイス代表としてプレーしてきたが、兄タウラントはフル代表ではアルバニアを選択した。

なんでも弟グラニットは兄を慕い、全ての事を包み隠さずタウラントに話すそう。試合後、EUROという大舞台での兄弟対決について、弟はこう述べていた。

グラニット・ジャカ(スイス代表MF)

「アルバニアはすごい応援があった。物凄い数(のサポーター)がここに来ていたね。

2人が別々のチームでプレーした僕ら家族にとっては特別なものだった。

特別だった、僕以上に彼のほうがちょっとだけ特別だったかもね。

アルバニアは素晴らしかったし、とてもソリッドだった」

なお、試合は1-0でスイスが勝利。兄は先発から62分間プレー、弟はフル出場し『Man of the match』に選ばれている。

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