ブラジル代表がコパ・アメリカ・センテナリオのグループステージで敗退する大波乱があった。

ブラジルが入ったグループBは12日、エクアドル対ハイチ、ブラジル対ペルーの2試合が行われた。第1試合でエクアドルがハイチに4-0で大勝し、グループ突破を決定。第2試合を前に、ブラジルは引き分け以上で突破、ペルーは勝利しかない状況であった。

そのなかでブラジルが攻めつつペルーがカウンターを狙い、スコアレスの展開が続いた。

しかし75分、物議を醸すシーンが生まれる。

カウンターから途中出場のラウール・ルイディアスが詰めペルーが先制ゴールを決めたのだが、副審が旗を上げノーゴールの判定に。

よく見るとゴールを決めたルイディアスが手で押し込んでいるようだった。

しかし、抗議の結果、なんと主審は判定を覆しゴールを認めたのである。

まさかの判定でビハインドとなったブラジル。このまま負ければ敗退が決まるということで猛攻に出たが、これをペルーは凌ぎ切った。

1-0で勝利したペルーが逆転で首位通過を果たし、エクアドルは2位で突破。ブラジルは1987年大会以来となるグループステージでの敗退となった。

ブラジルが公式戦でペルーに敗れるのは1975年のコパ・アメリカ以来41年ぶりになるとのこと。ドゥンガ監督は五輪代表の指揮官も兼任するが、進退問題に発展することは必至だ。

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