アルゼンチン、ブラジルを上回る大会最多15度の優勝を誇るウルグアイにとって、100周年を記念して開かれたコパ・アメリカ・センテナリオは特別な舞台になるはずであった。

しかし、いきなり国歌斉唱のハプニング&史上最速のオウンゴールで躓くと、コパ・アメリカでは一度も負けたことがなかったベネズエラに初黒星を喫し、1997年大会以来となるグループステージ敗退という悪夢に見舞われてしまった。

ベネズエラ戦では、左膝に負傷を抱えるエースのルイス・スアレスにこんな場面があった。

1点を先制され、そのまま負ければ敗退が濃厚になる状況に、溜まらずテーピングを巻き、ウォーミングアップを開始するスアレス。

この光景に、ジャーナリストやこの試合を中継する世界中の関係者は驚かされることとなる。

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