コパ・アメリカ・センテナリオの大会3日目に行われたウルグアイ対メキシコ。

第1節の目玉カードの1つだったが、試合開始前の国歌斉唱でこんなことがあった。

メキシコ系のファンが大半を占めるスタジアムにブーイングが鳴り響く中、ウルグアイの選手の表情が見る見るうちにこわばっていく。怪我でベンチスタートとなったスアレスも穏やかではない雰囲気だ。

実はこれ、選手はブーイングに対して困惑しているのではない。場内に流れていたのが、なんとチリの国歌だったのである。

国際大会では稀にこういう手違いが発生するが、すぐにかけ直され事なきを得るものだ。しかし、今回はチリの国歌が最後まで流れたうえ、そのまま試合開始されてしまったのである。

予期せぬ事態に動揺してしまったのだろうか。ウルグアイは開始4分で失点を喫すると、前半の間にマティアス・ベシノが2枚の警告を受け退場。後半になんとか追い付いたものの、終盤に再び突き放されて1-3で敗れてしまった。あぁ無情。

なお、このミスに関して既に運営委員会から謝罪があったようだが、国同士の関係によっては外交問題に発展しかねない件だけに、しっかりしてほしいものである。

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