『NDTV』は「5年間イスラム過激派組織に拉致、監禁されていた男性に、マンチェスター・ユナイテッドがユニフォームを送った」と報じた。

その男性は30代前半シャフバーズ・タシール氏。パキスタンのパンジャーブ州知事を務め、冒涜法(少数派を弾圧するために使われていると批判されていた)の改正を訴えた政治家サルマーン・タシールの息子だ。

父親は2011年1月にボディーガードの手で暗殺された。そして彼はその後ウズベキスタン・イスラム運動の襲撃を受けて拉致され、タリバーンの監視下で監禁された。

彼はその後激しい拷問を受け、爪も剥がされるなどの暴行を受けていたという。

しかし、警備員の一人が同じくマンチェスター・ユナイテッドのファンだったこともあり、ラジオでクラブの動向や結果を追うことができた。それが彼の心の支えとなり、厳しい生活の中で正気を保たせてくれたというのだ。

彼は捕虜交換のために今年3月に開放され、家族と再会することに成功。自身のツイッターなどで自分の経験を語っていた。

そして先日彼はこんなツイートを。

「なんてこった!マンチェスター・ユナイテッドがこれを送ってきたよ!」

「衝撃だ!ありがとう皆!マンチェスター・ユナイテッド、アントニ・マルシャル、マイケル・キャリック、ウェイン・ルーニー、ルーク・ショウ、アンデル・エレーラ、マーカス・ラッシュフォード、アンデルス・リンデゴーア」

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