本日イングランド代表とのビッグマッチを控えるウェールズ代表。そのチームで最も有名な男がギャレス・ベイルだ。
世界最高のクラブであるレアル・マドリーで「BBC」と言われる強力3トップを形成し、スーパースター軍団の中でも存在を輝かせる男である。
Gareth Bale says he can handle rough treatment should England choose to get physical https://t.co/N897C3Wg39 pic.twitter.com/AchDotjOkY
— Sky Sports Football (@SkyFootball) 2016年6月16日
しかし、そんな男の近くに、こんな人物もいたりするのだ…という話である。
ベイルの彼女はエマ・リース=ジョーンズという女性。実家はわずか2マイルという距離にあり、高校時代に出会い交際をスタート。これまで二人の子供を授かっている。
そして、彼女の父親がマーティン・リース=ジョーンズ(すでに離婚しているが)。彼は現在アメリカにいる。なぜかといえば、彼は国際的な詐欺グループの首謀者だったからだ。
マーティンは11名のメンバーとともに、2006〜2009年の間バルセロナにあるボイラー室への投資を促す国際的なテレマーケティング(電話勧誘)詐欺を行っていた。
特に判断力が衰えた高齢者、あるいは騙されやすい投資家をターゲットとし、高圧的な販売手法、大げさなプレゼンテーションで株式を販売。タダ同然の株式を高値で売りつけ、320万ポンドもの不正な利益をあげていたのである。その資金は様々なオフショア口座(パナマ文書で話題になった租税回避地)に流れ、ロンダリングされていた。
この事件ではITVのリアリティショーに出演していたモデルのジェイミー・リーなど12名がニューヨークで逮捕され、裁判を受けた。
罪を認めたマーティン・リース=ジョーンズは15万ポンドで保釈を求めるも、裁判所はそれを拒否。その理由は、「娘のエマに助けを求める可能性がある」からだった。マーティンは逮捕されたあと一度渡航制限を無視してスペインに渡ったことがあり、それが拒否の理由になったようである。
ベイルらはマーティンの保釈に合わせて結婚式を行う予定だったが、それは延期されているとのこと。
ただ、ギャレス・ベイルやエマは彼の弁護士費用も負担しておらず、訪問すらも行っていないとのことで、完全にアメリカの司法に裁量を任せているという。
罪を認めたマーティン・リース=ジョーンズは、10年間の禁錮刑を受けてアメリカの刑務所に収監されている。
しかし、ギャレス・ベイルとガールフレンドは彼の状況に惑わされることなく、粛々と自分たちの道を歩み続けているようだ。