『Evening Standard』は「トッテナム・ホットスパーでディレクターを務めていたダミアン・コモリ氏は、ディミトリ・パイェットの獲得に近づいていたことを明らかにした」と報じた。
ダミアン・コモリ氏は2005年から2008年までトッテナム・ホットスパーのディレクターを務めていた人物。
その前はアーセナルの欧州方面スカウト、サンテティエンヌのテクニカルディレクターに従事していた経験を持っている。
トッテナムを2008年に離れたあとはサンテティエンヌに戻っているが、それからしばらくしてリヴァプールへと移っている。
彼は取材に対して以下のように話し、トッテナムのディレクター時代にパイェットへの関心を伝えていたことを明らかにした。
ダミアン・コモリ
「私がスパーズにいた時、サンテティエンヌの会長が私に電話をかけてきたんだ。そしてこう言ってきた。
『聞いてくれ。我々はある選手と契約にまでこぎつけた。それはディミトリ・パイェットだ。ナントから400万ユーロ(およそ4.7億円)だ』
それはサンテティエンヌにとっては巨大な投資だった。彼はこうも言っていた。
『彼を買うことに関心があるかはわからないが、2年後にトッテナムが買おうとしたら1000万ユーロ(およそ11.8億円)になる』
私は「わかった」と言った。彼がトッテナムでプレーできるような段階にあったとは思っていなかった。
しかし、私はサンテティエンヌでの2年が過ぎたあと、彼は準備ができていると思った。したがって、私は関心があると言ったんだ。
ただ、私がトッテナムを離れてしまったし、サンテティエンヌからも離れてしまったので、これは起こることがなかった。
パイェットはすでに好ましい能力を多く持っている選手だったよ。もっと若い頃、ナントで見た時からね」