3日に行われたEURO2016の準々決勝ドイツ対イタリア戦は、120分では決着が着かずPk戦にまでもつれこんだ。

試合はドイツが勝利しベスト4に駒を進めたのだが、PKのエンドを決める際、バスティアン・シュヴァインシュタイガーがイタリアサポーターが集結する側のゴールをあえて選んだことが話題になった。

こうしたPK戦の際、普通であれば自らのチームのサポーターがいる方のゴールを選ぶものである。なぜなら、ファンはあらゆる手段を使って相手チームにプレッシャーをかけてくれるからだ。

しかし、シュヴァインシュタイガーは過去の経験からあえてイタリア側のゴールを選択。結果的に勝利したものの、その决定方法が話題となったのだ。

では、PK戦では本当にサポーターが待つゴール裏を選んだ方が有利なのだろうか?実際に調べてみた。

今回調査するのは、EURO2000からEURO2016にいたるまでの5大会でPK戦にまでもつれこんだ9ケース。ワールドカップではゴール裏の割り当てがハッキリしない場合があるので、今回はEUROに限ってのデータを取る。

EUROのPK戦で勝利したチームはどちらのゴールで勝利を掴んだのか、あるいはその成功率をそれぞれ調べる。

なお、ゴール裏の割り当てがハッキリしないEURO2004の準々決勝スウェーデン対オランダ戦は除外することにした。

それでは早速見ていこう。

ユーロ2000 準決勝 イタリア対オランダ

PK戦が行われたのは…オランダサポーターがいる側のゴール
Pk戦の結果…3-1でイタリアが勝利

【イタリア】

ルイージ・ディ・ビアージョ○
ジャンルーカ・ペッソット○
フランチェスコ・トッティ○
パオロ・マルディーニ×

【オランダ】

フランクデ・ブール×
ヤープ・スタム×
パトリック・クライファート○
ポール・ボスフェルト×

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