J1の年間順位で首位を走る川崎フロンターレは、司令塔である中村憲剛が負傷離脱中。

9日に行われた名古屋グランパス戦で右足関節捻挫・長母趾伸筋挫傷・長趾伸筋挫傷という怪我を負い、全治3-4週間という診断が下っている。

そんな川崎は17日、アウェイでジュビロ磐田と対戦。

左サイドの崩しからジェイ・ボスロイドに先制ゴールを奪われたのだが、その後、リオ五輪日本代表のあの選手が一撃必殺のスルーパスで同点ゴールを演出した。

64分、小林悠が前方に走りこむのを見た大島僚太はここからスルーパス!

磐田は8人のフィールドプレーヤーが自陣に帰っており最終ラインも綺麗に揃っていたのだが、GKとの間にぴったりと通し、最後は小林が冷静にこれを決めた。

まるで中村憲剛を彷彿とさせるほど美しいスルーパスだ。

小林の動き出しも素晴らしかったが、あの位置からこのパスコースが見えているのは才能を感じさせる。磐田はこの日最終ラインを高く敷く戦い方を見せていたのだが、その背後を見事に取ったというわけだ。

試合後、川崎の風間八宏監督は大島の評価を問われ、「皆さんが見た通りだと思います。非常に抽象的で難しい質問ですけど、僚太は普通にやっていたと思います」とコメント。

また、今後中村と大島が不在になることについては「憲剛や僚太がいないことはもちろん大きいですけど、その中でどんどん選手が出てこなければいけない」と話している。

この試合をもって、大島僚太は川崎を離れ五輪代表チームに合流する。リオの舞台でも良いパフォーマンスを見せてほしいものだ。

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