クリスタル・パレスとの延長戦を制し、昨シーズンのFAカップ王者に輝いたマンチェスター・ユナイテッド。
ユナイテッドがFAカップで優勝するのは2003-04シーズン以来実に12季ぶりのことである。プレミアリーグでは5位に沈みUEFAチャンピオンズリーグへの出場権を逃したものの、なんとかタイトルを手にした形である
そしてこの戴冠により、ウェイン・ルーニーは意外にも初めてFAカップを手にすることとなった。
これまで2004-05シーズン、2006-07シーズンと二度にわたってFAカップの決勝で破れていたルーニー。
ユナイテッドでは獲得しうるほとんどのタイトルを手にしていたのだが、どういうわけかFAカップだけには縁がなかった。これでルーニーはイングランドの3大タイトルを全て揃えることに成功した。
このように、一流選手が意外にもタイトルを獲得し損ねたというケースがいくつかある。
今回は編集部Sの独断で、5つの代表例を見てみよう。
※スーパーカップ等は対象外とする
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
所属クラブ：マルメ、アヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、PSG、マンチェスター・ユナイテッド
これまでに獲得した主なタイトル：エールディビジ、KNVBカップ、セリエA、リーガ・エスパニョーラ、クラブワールドカップ、リーグアン, クプ・ドゥ・フランス、クプ・ドゥラ・リーグ
獲得し損ねた主なタイトル：コッパ・イタリア、コパ・デル・レイ、UEFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ
所属したクラブに必ずリーグタイトルをもたらすことで知られる“優勝請負人”ことイブラヒモヴィッチ。しかしどういうわけか、UEFAチャンピオンズリーグだけは優勝経験がない。長いCLの歴史上、100試合出場を果たしながらも優勝したことがないのはイブラヒモヴィッチだけである。また、リーグでは強いズラタンだがイタリアやスペインではカップ戦にも恵まれなかった。新たな挑戦の場であるマンチェスター・ユナイテッドに、どれだけのタイトルをもたらすのだろうか？
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