元々はFW登録であったが、センターハーフや攻撃的MF、サイドなど監督によってさまざまな役割を与えられたことで、様々なポジションをこなす選手となったエマナ。身体能力やトリッキーなイメージ、攻撃センスに長けるほか、サポート役もできる運動量と献身性を備えている。
ただ守備は決して上手くなく、パスも精度自体はそれほど高くないことから、その辺りが日本でどう出るかが気になるところだろう。最近は2013年から2015年にかけてメキシコでプレーした後、昨季はスペイン2部のジムナスティック・デ・タラゴナで中心選手として活躍。あの鈴木大輔の同僚だった。
ジムナスティックではプレーオフの末惜しくも1部昇格を逃したものの、39試合に出場、自慢のシュート力を生かして9ゴールを記録している。
今季ここまで24試合で22ゴールにとどまっている徳島にとって、エマナは攻撃の活性化が期待できる人材であることは間違いない。前述の通り汎用性も高いだけに、長島裕明監督がどのように彼を起用するのか注目される。
これはベティス時代(2008-2011)のプレー集。彼の持ち味は十分把握できるはずだ。
尊敬する選手はジネディーヌ・ジダンでそれはジダン引退後も変わらないという。また、レアル・マドリーのサポーターである。ジダンから学んだ10番のイメージが彼を攻撃の万能手として才能を成長させてきた秘訣なのかもしれない。
Today, visiting Tokushima Vortis Training Ground, with my friend and client @AchilleEmana#JugadorElite #NewProyect pic.twitter.com/Jx1wEpI3ZB
— José Pablo Varela (@josepablovarela) 2016年7月20日
昨日、仲介人のホセ・パブロ・バレラ氏とともに徳島の練習場を訪れたエマナ。日本の夏への適応も気になるところだ。