リオ五輪で大会連覇を狙うメキシコが正念場だ。
メキシコサッカー連盟は7日、フィジー戦で負傷したオリベ・ペラルタ、ロドルフォ・ピサーロの2選手がチームから離脱したことを発表した。残り試合を欠場する。
#MEX INJURY NEWS:@OribePeralta is out of #Rio2016, replaced by @raullg8@Rpizarrot also out replaced by @werofierro pic.twitter.com/xqlR3SLaIa
— FIFA.com (@FIFAcom) 2016年8月8日
2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得したメキシコは、グループステージの初戦でドイツと2-2で引き分けた後、6日に行われたフィジーとの2戦目をエリック・グティエレスの4ゴールなどで5-1と勝利した。
しかし、この試合でペラルタは相手GKと衝突し鼻を骨折。さらにピサーロも相手選手のタックルを受けた際に右足の腓骨を骨折したのだという。
32歳のベテランFWペラルタは前回大会もオーバーエイジに選ばれ、準決勝の日本戦で決勝ゴールを決めるなど金メダル獲得に大きく貢献。今大会も強化試合で奮わなかったチームに加わり主将を任されると、ドイツ戦で先制ゴールを決めていた。
メキシコは最終戦でグループ首位に立つ韓国と対戦。韓国は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるが、メキシコは勝利以外の結果に終わると敗退の可能性がある。それだけにここ一番に強く、精神的な支柱でもあったペラルタの離脱は大きな影響を与えそうだ。
なお、2人に代わってラウール・ロペス、カルロス・フィエロが追加されたことも合わせて発表されている。