盛り上がりを見せているリオ五輪。
日本時間16日の未明には卓球女子の団体戦で日本がシンガポールを下し、銅メダルを獲得した。
個人戦で涙を飲んだ石川佳純の復活、15歳という若さで強敵を次々と倒していく伊藤美誠の躍動、そしてチームをまとめた福原愛の涙は大きな感動を呼んだ。
大会は21日に閉幕するが、日本選手団の活躍はまだまだ続きそうだ。
【DAY12】試合後、涙が止まらなくなった福原愛選手。「これまでで一番苦しい4年間、一番苦しいオリンピックでした。絶対に泣かないって頑張っていたんですが、最後勝って、我慢できなかった」#がんばれニッポン #卓球 #Rio2016 pic.twitter.com/7PUzvxQXVA
— 日本オリンピック委員会(JOC) (@Japan_Olympic) 2016年8月17日
そんなリオ五輪の中継を見ていて、違和感を感じる場面に出くわすことはないだろうか?
例えば体操競技の男子団体決勝はNHK総合で中継されていたが、実況はNHKの松野靖彦アナウンサーだったのに対し、演技後のフラッシュインタビューを務めていたのはフジテレビの森昭一郎アナウンサーだった。
また、男子サッカーの日本対コロンビア戦で実況を担当したのはTBSの佐藤文康アナウンサーであったが、この試合はフジテレビとNHK BS1で中継されていた。
このように、五輪の中継では試合の実況や解説が放送局を横断するケースが度々見られる。実況のトーンなどは各社で微妙に違うため、なんとなくその違和感に気付いた人も少なくはないはずだ。
普段のスポーツ中継などでは、アナウンサーが他局で実況やリポーターと務めるというのはまずありえないことだ。
では、なぜ五輪ではこのようなことが起きているのだろうか?