ジュビロ磐田MF小林祐希がオランダのへ―レンフェーンへの移籍が決定した。日本人選手を積極的に獲得する国の1つであるオランダだが、へ―レンフェーンは初めてのことでまだ日本では馴染みが薄いだろう。そこで、クラブのポイントをいくつかに絞って紹介する。
北欧風味?
オランダ北部に位置するヘーレンフェーンは、アムステルダムやベルリンといった都市よりも緯度が高い。そのためにドイツ北部にあるハンブルクやデンマークといった国が近く、北欧の選手が多く在籍している。
過去にはミカ・ヴァイリュネン(フィンランド)、エルク・エドマン(スウェーデン)、クリスティアン・グリンハイム(ノルウェー)、ダニエル・イェンセン(デンマーク)など北欧各国の代表レギュラークラスが在籍していた。現在もサム・ラーション(スウェーデン)らが在籍する。
ヘーレンフェーンはエールディビジでは2番手グループに属するチームで、アヤックス、フェイエノールト、PSVの3強には敵わないものの2部に落ちることはなく上位~中位を毎シーズンキープする力がある。しかし、同じ2番手グループであった、AZ、トヴェンテがリーグ優勝を果たしたのに対して優勝経験はなし、なかなか上位進出が叶わないのもまた現実である。
このように北欧を始めとした若い有望株をなるべく早いうちに買ってきて成長させて売る戦略が得意だ。