『FourFourTwo』は「アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、最高のコーチが代表チームを率いられるようにすべきだと話した」と報じた。
世界のサッカーは、チャンピオンズリーグなどクラブチームによって行われるものと、国ごとの代表チームで争われるものに大きく分かれている。
近年はチャンピオンズリーグの存在感も大きくなっているが、それでも世界の頂点といえばワールドカップであり、代表チームの存在の重要性は確固たるものになっている。
しかし、世界のクラブサッカーにおいて活躍しているコーチは代表チームに携わることは少ない。実際に仕事の量が比較すれば少なく、収入面でもキャリアデザインといった面でも不利になることが多い。
シメオネ監督は、世界最高の舞台と言えるワールドカップやコパ・アメリカ、EUROなどに最高のコーチがいないことについて語り、クラブチームとの兼任を許すシステムを構築すべきだと主張した。
ディエゴ・シメオネ
「私は何度も自分に問いかけてきた。
なぜペップ・グアルディオラがスペイン代表を指揮していないのか。ジョゼ・モウリーニョがポルトガルを指揮していないのか。ペジェグリーニはチリを率いてはいないし、ユルゲン・クロップも、カルロ・アンチェロッティもだ。最高のコーチが、代表チームを率いることが出来ないのだ。
何がおかしいのか見なければならないよ。世界最高のコーチが、その自国の代表チームを率いることが出来ない。
それは良くないことだ。我々はこれに解決策を見出す必要がある。世界で最高のクラブを率いているコーチが、代表チームも指揮できるように。
我々はシステムを探すべきなのだ。世界最高の場所でコーチを強化するシステムを。おそらく、その時はやってくるだろう」