ドイツ・ブンデスリーガのダルムシュタット98は「ホームスタジアムの名称をヨナタン・ハイムス・スタディオンに変更する」と公式発表した。
昨季ブンデスリーガ1部に昇格し、さらに14位での残留に成功したダルムシュタット。本拠地はメルク・シュタディオン・アム・ベーレンファルターという名称だった。
これはダルムシュタットの製薬会社であるメルクがネーミングライツを持っているためであり、クラブにとっては大きな収益になっている。
ところが、その名称が今季に限って変更されることになった。メルク社は1年間の契約を放棄し、権利を非営利団体に譲渡したのだ。
Der SV Darmstadt 98 spielt ab sofort im "Jonathan-Heimes-Stadion am Böllenfalltor"! 💪 👍 #sv98 pic.twitter.com/Vayy14kIDF
— SV Darmstadt 98 (@sv98) 2016年9月5日
それは何故か?理由は、今年3月にダルムシュタットのファンであったヨナタン・ハイムス氏が死去したからである。
10代から癌との戦いを続けてきた彼は、26歳で力尽きこの世を去った。ダームシュタットは彼の人生に敬意を評し、彼の家族のアイデアに共鳴した。
そしてスポンサーであるメルク、ユニフォームスポンサーであるSoftware AGとも交渉の上、今季は「ヨナタン・ハイムス・スタディオン」という名称に変更して戦うことを決定。
これを記念して作られるユニフォームには非営利団体の「DUMUSSTKÄMPFEN」というロゴが入り、その販売による収益は寄付に回されるとのこと。
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