ビッグクラブは世界各国の代表選手を抱えており、インターナショナルマッチウィーク直後のリーグ戦は彼らのコンディションが整わないことによって波乱が起きやすい。
バルセロナが昨季のリーガ2部王者アラベスに敗れたことは先にお伝えしたが、香川真司が所属するドルトムントも10日に行われたブンデスリーガの試合で昇格チームに不覚をとった。
相手はRBライプツィヒ。オーストリアの大手飲料メーカーであるレッドブルの支援によって2009年に設立され、わずか7年で1部にまで上り詰めた話題のクラブだ。
創設7年で1部昇格のRBライプツィヒ、これまでの成績が圧倒的すぎる! https://t.co/zXwWosv2z1 pic.twitter.com/YgPHmkvU1d
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年5月12日
2週間前に行われたホッフェンハイムとの開幕戦は敵地で2-2と引き分けたが、4万人を超える観衆が詰めかけたホーム開幕戦で大仕事をやってのけた。
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0-0で迎えた89分、ショートカウンターから一気に右サイドを突くと、今季、南野拓実が所属するレッドブル・ザルツブルクから“昇格”の形で加わったギニア代表のナビ・ケイタが押し込み先制ゴールを奪ったのである。
これが決勝点となり、ライプツィヒは2戦目にしてブンデスリーガでの記念すべき初勝利を手にした。
ドルトムントはライプツィヒが誕生するちょうど100年前の1909年に創設されたドイツ屈指の強豪だ。そんな相手にジャイアントキリングを達成したライプツィヒのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は「我々はとてもクレバーに、勇敢に戦った。それがドルトムントのミスを誘った」と胸を張った。
一方、敗れたドルトムントのトーマス・トゥヘル監督も「あまりに多くのミスを犯した結果だ。優位性を確立できなかった」と憤りつつ、「今日のライプツィヒはすごい試合をやった。とてもハイレベルだった」と素直に敗戦を認めている。
シーズン前から台風の目になることは十分予想されていたが、それを早くも証明したライプツィヒ。バイエルン、ドルトムントの2強状態が続くブンデスリーガに新しい風を吹き込むことができるだろうか。
なお、香川真司は代表戦で足首を捻挫したため欠場。代わってバイエルンから復帰したマリオ・ゲッツェが先発出場している。
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