『Independent』は「サンダーランドのデイヴィッド・モイーズ監督は、センターフォワードを買えればエヴァートンは優勝に近づいたと話した」と報じた。
かつて11年間にわたってエヴァートンを率いたモイーズ監督。その実績から2013年にはアレックス・ファーガソンの後釜としてマンチェスター・ユナイテッドの指揮を任されるも、そこで結果を残すことは出来なかった。
その後はスペインのレアル・ソシエダで監督を務めた後、今季サム・アラダイスの後を継いでサンダーランドの指揮官となっている。
彼は月曜日の古巣エヴァートン戦を前にした記者会見で以下のように話し、自身が指揮していた時期のクラブを振り返った。
デイヴィッド・モイーズ(サンダーランド監督)
「我々はエヴァートンで素晴らしいチームを持っていたが、センターフォワードを欠いていたのだ。
ちょっと大げさかもしれないが、それさえあればプレミアリーグの優勝に近づいていただろう。我々は良かった。
最後の8年間で、我々はトップ8でフィニッシュし続け、その中で1、2年だけ悪い年があった。ある時は17位だった。それを除けば、その旅は素晴らしかった。
最後の2年間を考えれば、我々はリヴァプールよりも上の順位でフィニッシュしていた。彼らが長年使ってきた額を見るがいい。それは大きなものだ。
しかし、我々はトップ4という壁を破ることは出来なかった。なぜなら、センターフォワードを買うだけの経済力を持っていなかったからだ。
エヴァートンの会長ビル・ケンライトは毎年500万ポンドを私に与えていた。それが私の予算だった。あるいは、自分でお金を創りだすかだ。したがって、それで働かなければならなかったし、それに満足していた。
素晴らしい時間だった。そしてそれを本当に楽しんだ。さらに、サンダーランドにはそれと似たものを見ることができる」