5月8日、『Guardian』はレアル・ソシエダの監督を務めているデイヴィッド・モイーズ氏のロングインタビューを掲載した。
2013年にサー・アレックス・ファーガソン氏の後を継ぐ形でマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任するも、1シーズンを戦いきらない間に解任されてしまったモイーズ氏。
イングランドではまるで「ネタキャラ」のように扱われるようになってしまったが、昨年11月には英国人監督としては珍しく海外に新天地を求め、スペインのレアル・ソシエダの指揮官となった。
現在は12位と厳しい位置となっているが、彼は来季もソシエダに残ることを宣言し、よりイングランドスタイルのサッカーをやりたいという希望を表明した。
デイヴィッド・モイーズ レアル・ソシエダ監督
「(ソシエダを率いるという決断は)
勇敢な決定だったと思う。私はプレミアリーグでの仕事から外された。彼らの判断が正しかったとは思わない。マンチェスター・ユナイテッドでなければ、私はエヴァートンを離れることはなかっただろう。
私には6年間が――それだけの時間が与えられていたはずだった。そう思っていた。私は頂点に向かうために信じられないほど一生懸命働いた。そして、あまりにも早くその仕事は奪われてしまった。
私は失望したままで居たくはなかった。後退してしまったが、再び登り始めなければならなかった。私はどこかで仕事をさせてほしかった。そして、ここで再びサッカーを楽しむことが出来ている。
会長のメッセージは以下の通りだった。
『我々はあなたが欲しい。選手もあなたを求めている。それは我々にとって非常に大きいものだ』
私は可能性を見て取った。それはギャンブルであったが、しかし正しいタイミングだった。半年もの間ブラブラしているつもりはなかったし、海外で働いてみたかった。新しい言語、新しいサッカーを学びたかった」