デイヴィッド・モイーズ
「(レフェリーから退場宣告を受け、観客席でファンからポテトチップスを貰って話題となった。どんな味だった?)
覚えてないよ(笑)Wotsits(チーズ風味のコーンパフ)か何かだったと思うけどね。
判定が正しかったら、私は謝罪しただろう。しかしそうではなかった。まあ、どこから観客席に行くのかを見ていないといけなかったが、私はあの場所を知らなかったので、自然とフェンスを飛び越えることになった。
サポーターはともにいてくれる誰かを求めているんだ。毎晩出歩くが、彼らは本当に丁寧だ。写真を求めて、『頑張って』『よくやったね』と言ってくれる。理解してくれている。
私はよりエネルギッシュなスタイルを求めている。より英国的なね。そして、彼らもそれを望んでいる。しかし、試合は絶えず止まるから、そのインテンシティを得るのが難しいんだ。選手は倒れ、レフェリーもそれを許している。
英国人の視点から見れば、それは違うと感じる。誰もが接触を望んでいる。リオネル・メッシは最高の例だと思う。彼は誰にでも蹴られているが、起き上がって、そして持ち上がっていく。叫ばない、怪我を装わない。
私は別に、何をすべきかということについて、ここの人々に伝えるためにやってきている導師ではない。これはただの自分の意見だ。
私は適応をしなければいけないことを知っている。英国スタイルが出来るか? そう願いたいね。もっと速くプレーしたい。ボールを動かし、エネルギッシュに。しかし、そうすることが出来ないのなら、変わらなければいけない。6か月で考え方を変えているかもね。
スペインに渡ったモイーズ、新たな生活とラ・リーガを語る
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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