中盤戦以降に巻き返しを図り、J2の舞台で2位をキープする松本山雅。

首位を走る北海道コンサドーレ札幌にはやや勝ち点差をつけられており、3位以下ともそこまで大きな差はない。

しかし、現在7試合連続無敗を維持しており、勝ち点をついに「60」の大台に乗せたJ1の昇格に向け、一歩ずつ近付いているという状況だ。

そんな松本山雅といえば、変化をつけるセットプレーを得意としている。

コーナーキックやフリーキックの際、素直にハイボールを入れるのではなく、トリッキーな動きで相手を惑わすのだ。

シーズン開幕直後から頻繁に採用しているこのサインプレーだが、前節行われた京都サンガ戦でも、得意の形からゴールを奪った。

0-0で迎えた5分、フリーキックを獲得するとやはりボールに向かうのは2人だった。

工藤浩平がちょこんと出したボールを喜山康平が止め、これを工藤がグラウンダーのクロスを並行に蹴る。

そして大外から上手くマークを外したパウリーニョがこれに合わせ、見事な先制点となった。

松本山雅の動き

パウリーニョの動きはかなり特殊なものであり、これがサインプレーであったことは確実。松本らしいプレーで先制に成功した。

なお、試合は87分に工藤が追加点をあげ、2-0で松本の勝利。

このゲームでは右眼裂孔原性網膜剥離のため2ヵ月ほど戦線離脱していた田中隼磨が実戦に復帰。

「眼の病気になってから、とにかくアルウィンのピッチに戻るんだという強い気持ちでここまでやってきました。こうして復帰戦を勝つことができたのもうれしいです」と話し、チームの勝利に貢献している。