『Daily Mail』は「エヴァートンのアイルランド代表DFシェイマス・コールマンは、若い選手に警告した」と報じた。

2009年にスリゴ・ローヴァーズからエヴァートンへ移籍し、選手生命を脅かすような病気を乗り越えてチームの中心的な選手となったコールマン。

プレミアリーグではなく地元のアイルランドで20歳までプレーしていた選手であり、次兄のスティーヴィーは元サッカー選手であるが脳性麻痺患者であることでも有名だ。

エヴァートンでは彼は若い選手を頻繁に自宅へと呼び、妻のレイチェルとともにコミュニケーションを深めていることでも知られている。

まだ27歳でありながらも「リーダー」の役割を果たしている彼はインタビューに対して以下のように話し、若い選手たちの感覚に厳しい言葉を述べた。

シェイマス・コールマン

(2009年2月、エヴァートンに来るときには飛行機が雪で止まり、ベルファストまで行って別の便を使ったそうだね?)

「ここに来なければいけないことを知っていた。チャンスを生かさなければならないと。しかし、落ち込みたくはなかった。怖かったけど、ここになんとかして行こうと奮い立たせたんだ」

「最初の夜にホテルの部屋で座った時、もうここにいたくないと思った。それはクラブについてじゃないよ。エヴァートンが僕を求めてくれたことは、本当に恵まれている。

しかし、僕はあの時20歳だった。故郷を離れることは厳しいものだとわかったんだ」

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