最後に、「スタジアム大国」アメリカをまとめて。
ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム(カージナルス・スタジアム)はピッチ移動型。 NFLアリゾナ・カージナルスのホームである。
また、MLSニューヨーク・シティがヤンキー・スタジアムを使用していることで知られるが、もっと豪快に変身しているのがMLBオークランド・アスレチックスとNFLオークランド・レイダーズのオークランド=アラメダ・カウンティ・コロシアム。
野球場からアメリカンフットボールスタジアムへ、クレーン車までも使った見事な変身ぶりをご覧あれ。
えっ、マウンド以外の土の部分がそのまま? 細かいことは気にしないのがアメリカ人だ(※動画は数年前のもの。現在はNFL使用時、全面に芝が敷かれている)。
最後に、総工費16億ドル(およそ1670億円)の超豪華スタジアムで、NFLのニューヨーク・ジャイアンツとニューヨーク・ジェッツが共用しているメットライフ・スタジアム(メドウランズ・スタジアム)。
「変形」とはちょっと違うが、こんな感じで両者の“入れ替わり”が行われている。
日本でも新スタジアムの建設を検討、あるいは進めている自治体が少なからず存在する。その中で多目的性に注目しているところは多いはずだ。今回紹介したスタジアムは比較的規模が大きいものが多かったが、その辺りで少しでも参考になれば幸いである。