『Shieldsgazette』は「イングランド・プレミアリーグのサンダーランドは、中国のコンソーシアムとクラブ買収に向けた話し合いを行っている」と報じた。
このところ欧州のクラブサッカー界に大きな力を見せている中国資本。イタリアではミランとインテルの両チームが株式を売却しており、スペインでもアトレティコ・マドリーやエスパニョールが資本関係を作っている。
イングランドではアストン・ヴィラ、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、WBAに続き、先日ついにバーミンガム・シティも中国資本のクラブとなった。
そして今回中国資本が目をつけたのは、プレミアリーグ下位に沈んでいるサンダーランド。
報道によれば、オーナー兼会長のエリス・ショート氏は現在1億5000万ポンド(およそ193.9億円)という価格でアジア系の会社と交渉を行っているとのこと。
現在のところはクラブがあまりいい成績を残せていないため、そちらに専念するために交渉は先送りされている段階にあるようだ。
7年前に会長となった米国人実業家のエリス・ショート氏は、これまで2億ポンド以上をクラブに投資してきたが、サンダーランドはなかなか成績を向上させられずにいる。
今夏はこれまでで最高額となる2712万ポンド(およそ35.1億円)を補強に費やしたものの、むしろ成績は下降し、残留争いに組み込まれている。
契約はまだ合意はされていないものの、今後交渉がどのように進んでいくのかが注目される。