アルゼンチンでの試合で女性副審が選手から暴行されたのではないかという疑惑が持ち上がっているようだ。『ESPN』や『Ole』が伝えている。
María Eugenia Rocco, la línea agredida por un jugador de Deportivo Merlo, narró como vivió el lamentable episodio: https://t.co/wATl5azJ1E pic.twitter.com/AGmUOWIOH4
— Diario Olé (@DiarioOle) 2016年10月19日
それは、5部リーグのキルメス対デポルティーボ・メルロ戦で起きた。
1-2で敗れたデポルティーボ・メルロの選手たちが、試合後にホルヘ・ブロッギ主審に抗議。それを仲裁しようとしたマリア・ロッコ副審が何者かに殴られたという。
マリア・ロッコ
「試合が終わってロッカールームに引き上げる前でした。
メルロの選手たち数人がブロッギに抗議しており、私が仲裁に入りました。
彼らは1失点目のハンドについて抗議していたんです。私は監督に落ち着くよう言いました。
その後、警官が到着し私たちを守ってくれました。その時、首の後ろに強い衝撃を感じたんです。
振り返ると、7番の選手が逃げていくのが見えました。
暴力行為で7番を退場にすると彼ら(メルロ)に通告すると、彼は何もしていないと伝えてきたんです。
私は悪いと感じましたが、ブロッギは『私は全てを見たし、レポートする』から落ち着くよう言ったんです。
(言葉による)侮辱はいつものことですし、それには慣れています。でもこれまで選手から攻撃を加えられたことは一度もありませんでした」
マリア・ロッコは2008年からは国際審判となり、これまでに五輪や女子W杯で審判団の一員として参加した経験を持つ。
この件は、AFA(アルゼンチンサッカー協会)にも通告されるというが、メルロの選手は「(彼女は)病的なウソつき」と反論しているそうだ。