ヨハン・ネースケンス

アヤックスとバルセロナ、そしてオランダ代表でクライフとともにプレーした彼もまた野球経験者。

『Baseball in Europe』という書籍が英紙『Guardian』からの情報としてこう伝えている。

「ネースケンスは野球のオランダユース代表の一員だった。1960年代にローマで行われた欧州ユース野球大会では『最高の打者』に選ばれた」

野球選手のほうがより成功したかもしれないとも言われるほどの才能があったようだ。

オランダは2013年のWBCにも出場しており、ウラディミール・バレンティン(東京ヤクルトスワローズ)やアンドリュー・ジョーンズ(元アトランタ・ブレーブス、楽天)もオランダ領アンティルのキュラソー島出身だ。彼らの他にもMLBでプレーしたオランダ人はおり、そのうちのひとりであるシアトル・マリナーズでプレーしたグレッグ・ハルマンはこう述べている。

「オランダ出身と聞くと、人々はサッカーや木靴を連想する。でも自分はオランダ出身だが、ずっと野球をやってきた」

なお、彼は24歳だった2011年に母国オランダで刺殺されている。