『Hull Daily Mail』は「ハル・シティは、2週間に及ぶケニアでの集中スカウトプログラムをスタートさせたことを明らかにした」と報じた。

記事によれば、ハル・シティは2名の有力なコーチをケニア現地に派遣し、試合やトレーニングを視察するほか、国のトッププレイヤーにコンタクトをとっていくという。

陸上競技、とくに長距離走においては世界トップクラスの力を発揮しているケニアであるが、サッカーではあまり存在感がない。

欧州の主要リーグでもヴィクター・ワニャマら数名が強豪でプレーしているだけで、ルーツを持っているディヴォック・オリギも生まれ故郷のベルギーを選択した。

しかし、選手が備える身体能力と運動量については高い評価があり、先日のアフリカ杯予選ではコンゴを破る活躍も見せた。

ハル・シティは現在リチャード・ネイラー氏(能力開発部門チーフ)とクリス・ブレイクストン(青少年育成チーフコーチ)がナイロビに拠点をおいて活動しており、この後の代表チームの活動にも同行するという。

このコネクションは、ハル・シティの新たなスポンサーであるベッティング会社『SportPesa』の計らいによるものだという。

アフリカでスポーツベットを展開しているSportPesaは、ケニアで『SportPesaオールスターズ』という選抜チームも作って親善試合を行うという計画も立てているとのこと。

アフリカとの関係を強めるハル・シティ。エジプト人のアシーム・アラム氏がオーナーを務めながら、これまで特別にコネクションは持っていなかったが、ついに太いパイプを作り上げることになるのだろうか?

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