クラブユースの日本一を決める大会、Jリーグユース選手権大会。
24回目を迎える今年は6日、準々決勝の4試合が行われ、各地で激戦が繰り広げられた。
そんななか、J2クラブのユースとして唯一ベスト8にまで駒を進めているのが松本山雅だ。
2回戦のアルビレックス新潟U-18戦、3回戦の横浜F・マリノスユース戦を劇的な展開で制した松本山雅U-18はこの日、ヴィッセル神戸U-18と対戦。
試合は賜正憲の素晴らしいフリーキックで先制し、後半には追加点をあげるも、試合終了間際に続けて2失点を喫し延長戦へ。その後、PK戦を制しチームはベスト4進出を決めるのだが、選手たちを後押ししたのがサポーターの存在だった。
ゴール裏の大部分がグリーンに!
この試合の会場に指定されたのは、AC長野パルセイロのホームである南長野運動公園総合球技場。そのため多くの山雅サポーターがスタジアムに足を運び、ユースチームに声援を送ったのだ。
この日、南長野に訪れた観客の数は1433人。これは4試合の中で最も多い数であり、Jユースカップの準々決勝としては異例の数だ。
スタジアムにはJリーグでも屈指の声量を誇る山雅サポーターの応援が鳴り響いた。
54分に高井悠登が追加点をあげた際、またPK戦でGK古瀬圭佑がPKストップをした際の盛り上がりは、まるでトップチームの試合を見ているかのようだ。山雅のサポーターはやっぱり熱い!
PK戦を制した松本山雅U-18は、これが初のベスト4。13日(日)にはファイナル進出をかけ、サンフレッチェ広島ユースと対戦する。
なお、もう一方のベスト4の対戦カードは京都サンガU-18対FC東京U-18。同大会の決勝はヤンマースタジアム長居や金鳥スタジアムで行われるのが恒例であったが、今季はヤマハスタジアムで開催される。
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