先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ、スポルティング・リスボン対レアル・マドリーの一戦。

クリスティアーノ・ロナウドのジョゼ・アルヴァラーデ凱旋でも注目を集めた試合は、2-1でマドリーに軍配が上がっている。

この試合はスコットランドの審判団が担当したのだが、そのうちのひとりが本職でクビになりそうだという。『Daily Record』が伝えている。

マドリー戦で副審を務めたダグラス・ロスさんはスコットランド議会の議員、つまり代議士でもある。彼はこの試合を担当するために非常に重要な委員会に欠席したそうで、その結果解任を求める声が上がっているという。

また彼は地方の議員も兼任しており、そちらの会議も欠席していた。ただ、ロスさんが、政治家としての仕事よりも審判業を優先するのはこれが初めてではなく、9月にも同じようなことがあったという。当時彼は「一回限りの問題」と述べていたというが…。

なんでも審判業として年4万ポンド(562.5万円)ほどの収入があるそう。他の議員からは「代議士としての責務よりも週末に4万ポンドを稼ぐことに重きを置いており、彼を選んだ人々を完全に軽視している」として一発レッドカードが要求されていた。

ただ、彼の所属する政党は「今年初めダグラスに対して自らの選挙区で審判業についてしっかりと説明するよう求めた」としてこの訴えを退けたようだ。

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