『Guardian』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ユース年代における指導に対して苦言を呈した」と報じた。

若手を起用することに躊躇いがないことで知られるヴェンゲル監督。これまで数多くのヤングスターをデビューさせてきた彼であるが、現代サッカーにおいて行われている若年層の育成については大きな疑問を持っているという。

アーセン・ヴェンゲル

「今日のユースチームにおける現代的な教育には、多くの疑問がある。

我々は彼らをあまりにも早く専門的にしているのではないか?我々は早い段階で教えすぎているのではないか?十分な自由がないのではないか?

他のスポーツと隔離するのが早すぎるのではないか?小さな頃から他のスポーツの練習をして、その技術を我々の競技に活かすということはあってはいけないのだろうか?

我々はあまりにも早い段階で普通の社会生活から彼らを遠ざけているのではないか?

普通の学校に行って放課後に練習をするほうが、16歳からプロフェッショナルとして毎日サッカーだけをやるよりも良いのではないか?成功する確率を知っているのか?」

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