元Jリーガーも犠牲になったシャペコエンセの航空機墜落事故。かつてヴィッセル神戸を率いたカイオ・ジュニオール監督も亡くなった。
この訃報を受けて、アーセナルに所属するブラジル人DFガブリエウ・パウリスタが追悼のメッセージを出した。
彼はヴィトーリア時代にカイオ・ジュニオールから指導を受けていたようで、その他シャペコエンセには友人もいたようだ。
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— Arsenal FC (@Arsenal) 2016年12月1日
ガブリエウ・パウリスタ(アーセナルDF)
「今回のことを話すのは少し辛い。
遺族たちが強さを持てることを祈っているし、神様が彼らの心を元気づけてくれることを願う。
僕には(シャペコエンセに)多くの友人がいたし、ヴィトーリアでは5年プレーし、監督やスタッフたちとともに働いた。他の2人の選手もね。
僕らは親友だった。今回のことは本当に受け入れがたいし、僕らや親友に起こるなんて思いもしなかったことだ。
自分にできる最低限のことは、全ての家族に哀悼の意を表し、彼らが進めることを願うことだ。
自分の経験から家族を失うのは辛いことだと分かる。僕も兄弟を失っており、どれほどの痛みなのかは知っている。
ブラジルフットボール界を魅了したこのチームの強さを求める。彼らは5年前には4部にいて、(その後の躍進で)みんなを驚かせた。
このチームやフットボールを通じて作った友人たちのいい思い出だけを残しておく。
ブラジルからのメッセージには、『今日できることを明日に残すな』と返信した。
こう送ったのには理由がある。
自分の誕生日にカイオ・ジュニオールと話したいという衝動を感じたが、理由があってそれを別の日に先延ばしにしてしまった。
そして、今回の悲劇が起きた。
だから、もし何かをしたいと思ったらすぐに行動するんだ。明日がどうなるかは分からないからね」
声を震わせて語るその姿から、どれほどの衝撃だったのかが伝わってくる。
先月26日が26歳の誕生日だったガブリエウ。カイオ・ジュニオールと話したいことがあったというが、それは永遠に叶わなくなってしまった。