『Sky Italia』は「イタリア・セリエAのACミランは、中国への株式売却が2月にずれ込む可能性が高くなった」と報じた。
今夏、中国系コンソーシアムへの株式売却が決定したACミラン。シルヴィオ・ベルルスコーニ会長、そして持ち株会社のフィニンヴェストが既に合意しており、ミランが中国資本のクラブになることは確実となっている。
しかし、その交渉に関して先日から再び暗雲が立ち込めている。それが2月末にまで延期されるかもしれないというのだ。
先日レジェンドのデメトリオ・アルベルティーニも交渉にクリアでない部分が多すぎるとして懸念を表明しており、これらの動きを不安視する声を加速させそうだ。
アルベルティーニ、中国+ミランに「厄介になるかもしれない」と懸念 https://t.co/PIzTJ3X5jD
— Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2016年11月30日
ミランが中国系コンソーシアムへ完全に株式を売却するための最終的な契約は、12月13日に結ばれる予定となっていた。
しかしながら、先月シルヴィオ・ベルルスコーニ会長がインタビューでその延期の可能性を示唆し、また大きな話題を提供していたのである。
以前に中国系コンソーシアム側が交渉においてニセの書類を使っていたことが明らかになるなど問題が発覚していたが、さらにミランの未来に暗雲が立ち込めることになった。
その理由は中国の政府が資金の移動に許可を与えていないからであるとのことで、今後も状況が変わる兆候はないという。
ただし、記事によれば2月までの間にかなりの資金注入があると考えられているとのことで、冬の補強についてはこれを使う形で行える可能性があるようだ。