12月13日に中国系コンソーシアムへの株式の譲渡が行われる予定となっているACミラン。
シルヴィオ・ベルルスコーニ会長は既にクラブが販売されていることを確認しているが、中国政府が取り引きの許可を出すかどうかという点で問題を抱えている。
先日のインタビューでベルルスコーニ氏は「6~8週間の延期があるかもしれない」と話していた。
この場合冬のマーケットの時点で完全にクラブが中国資本になるわけではないということを意味し、補強政策には大きな変更を余儀なくされる。
また、ミランの買収に際して中国系コンソーシアムは偽造された書類を使っていたことも明らかになっており、資本の認証が完全に受けられるかどうかもまだ確定していない。
この状況に異を唱えているのがデメトリオ・アルベルティーニ。かつてミランでプレーしていたレジェンドであり、昨年はイタリアサッカー連盟の会長選挙に立候補するなど、外部から改革を志している人物の一人である。
彼は『Calciomercato』に対して以下のように話し、今季の成績は非常に満足しているが、買収については明確なコミュニケーションが足りないと指摘した。
デメトリオ・アルベルティーニ
「私ももちろんミランのサポーターだ。したがって、成績はいいサプライズだね。チームは多くの若い選手を持っている。ただ、まだこの素晴らしいバランスを保つ必要があるね。間違いなく今度難しい時も訪れるだろうから。
(買収については)まだ不確実性が多い。そして、それが懸念の原因になっている。皆それが実現するのかどうかを疑っている。不明確なコミュニケーションがある場合、それはとても厄介なものになる。
今予定されているのは12月13日だが、我々は毎日違った仮説を聞いている。したがって、予定通りに進むと信じるのは難しいよ」