『El Mundo』は「レアル・マドリーのクロアチア代表MFルーカ・モドリッチは、租税回避地を使って資産を隠している」と報じた。
先日大きな話題になった大物代理人ジョルジュ・メンデス氏を中心とした税金逃れの疑惑。顧客であるジョゼ・モウリーニョやクリスティアーノ・ロナウドら7名に巨額の所得隠しがあるのではないかと言われている。
今年一つの大きなトピックスになった「パナマ文書」では、多くの有名人や富豪が租税回避地にオフショア口座や会社を設立し、そちらに資産を隠していることが発覚していた。
ジョルジュ・メンデス代理人、そして彼の会社であるGestifuteは現在その対応に追われている状態で、スペイン当局も調査をスタートすることを明らかにした。
スペイン当局、ロナウドやモウリーニョらの莫大な税金逃れ疑惑を調査へ https://t.co/I9JnpRqZqg
— Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2016年12月4日
そして今回暴露されたのはレアル・マドリーのスター選手であるルーカ・モドリッチ。
記事によれば、彼はルクセンブルクに肖像権を管理する会社を設立しており、モドリッチが唯一の株主であり、妻のヴァニャ・ボスニッチがCEO(経営最高責任者)を務める。
当初この資本金は360万ユーロ(およそ4.3億円)であったが、2年後にはそれが600万ユーロ(およそ7.2億円)にまで膨らんでいるとのこと。
スペインでは税率が最低でも30%となるところが、ルクセンブルクでは1%しか課税されない。そのため、これが不正行為に当たる可能性があるという。
国税庁はモドリッチの2012年からの税金支払に不審な点を発見したことから既に今年1月から調査をスタートしているのこと。
モドリッチはトッテナムに所属していた際にもイギリス財務省から未払いの税金を指摘されており、追徴課税を支払ったことがある。