リーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーは、「新スタジアムの名称はワンダ・メトロポリターノに決定した」と公式発表した。

2000年代後半から新しいスタジアムへの移転計画を進めてきたアトレティコ。1994年に建築されたエスタディオ・オリンピコ(ラ・ペイネタ)が改築され、そちらに本拠地を移すことが決まっていた。

スタジアムの規模は7万〜7万4000人程度まで拡張される予定で、これまでのビセンテ・カルデロンと比較すると1万5000人以上収容人数が増加する。

そして今回アトレティコ・マドリーは、ネーミングライツ権を中国のコングロマリットである万達(ワンダ)グループに売却したことを発表。

それにしたがって、スタジアムの名称が「ワンダ・メトロポリターノ」に決定したことも明らかになった。

昨年アトレティコ・マドリーは株式の20%を万達グループに売却しており、すでに経営には中国からの投資が行われている。

世界でも最も裕福な人物の一人でもある万達グループのワン・チャンリン氏は、各国での様々なスポーツイベントに投資を行っており、このスタジアムでもチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの決勝戦を開きたいという野心を示したとのことだ。

なお、アトレティコ・マドリーは2017−18シーズンの開幕時に本拠地をワンダ・メトロポリターノへと移す予定となっている。

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