サッカー選手にとって、背番号「10」は特別なナンバーだ。
『背番号「10」の系譜』というこのシリーズでは、特定のクラブチームで10番を背負ったレジェンドたちを順番に紹介していく。
今回は鹿島アントラーズ編。Jリーグで背番号固定制が採用された1997年以降を対象とする。
ビスマルク(MF)
【鹿島での背番号の変遷】
#10:1997 - 2001年
かつて、“神様”ジーコがつけた鹿島の「10」。背番号が固定化された1997年、その番号を受け継いだのはJ屈指のテクニシャンとして知られるビスマルクだった。鋭いパスでチャンスを作り出しながら、状況次第でドリブルから自分でもゴールを狙える万能型のアタッカーで、鹿島では2度のリーグ制覇に貢献。ベストイレブンに3度選ばれた実績を持ち、ブラジル代表としても1989年のコパ・アメリカや1990年ワールドカップに出場している。ゴール後に見せる『祈りのポーズ』は代名詞。