先日行われたCLレアル・マドリー対ドルトムント戦。試合は2-2の引き分けに終わったが、マドリーDFラファエル・ヴァランのプレーは高い評価を得ていた。世界最速FWピエール・オーバメヤング相手にも全く慌てることなく完璧に封じていたのだ。

190cmを超える長身ながら、非常にスピードのあるDFでもあるヴァラン。数的不利のピンチに陥った場面で、オーバメヤングをケアしつつ、ゴンサロ・カストロに対処したシーンでは、その速さが生かされている。

まずは斜めに入ってきたオーバメヤングに付きつつ、パスが出たところで一気にカストロのほうに寄せて距離を詰めている。これはスピードに自信があるからこそできる対応だ。

ややパスは流れたが、ヴァランのスピードはカストロの想定を超えるものだったはず。そのため、カストロは後手を踏む形となり、ヴァランは帰陣してきたルーカス・バスケスと挟み撃ちにしてボールを奪ってみせた。

数的不利にも関わらずほぼ1人で相手を封殺したヴァランの“圧力”とスピード。見事な守備だった。

レアル・マドリーはもうすぐクラブW杯のために来日する。ロナウドらを擁する破壊力満点の攻撃陣だけでなく、守備に注目するのもいいかもしれない。

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