クラブワールドカップの準決勝で鹿島アントラーズに0-3と惨敗を喫したコロンビアのアトレティコ・ナシオナル。

コパ・リベルタドーレスを制し、コパ・スダメリカーナでも決勝へ進出と、近年の南米で最も安定した成績を残していただけに期待は大きかったが、この日の結果によってレアル・マドリーと決勝で対戦する夢は潰え、3位決定戦に回ることとなった。

そんな傷心の彼らを誰よりも暖かく励ますクラブがあった。

そう、ブラジルのシャペコエンセだ。

先月末に起きた航空機の墜落事故以来、その対戦相手だったという運命からナシオナルはシャペコエンセに可能な限りの支援を行ってきた。

今回のツイートの最後に#VamosAtleticoのハッシュタグが入っているが、ナシオナルのサポーターは事故直後に開催され10万人近くが集まった追悼セレモニーで「Vamos Chape!」(行けシャペコエンセ)を合唱し、彼らを励ましている。

さらにクラブはコパ・スダメリカーナのタイトルをシャペコエンセに譲り、彼らの“遺志”も受け継いで参戦した今大会もチームカラーの緑色ではなく黒色のユニフォームを纏って戦い、大会のトロフィーを彼らに捧げようと意気込んでいた。

そんな誓いを果たすことができなかった彼らに対し、今度はシャペコエンセが救いの手を差し出しエールを送ったのである。

その言葉は以下の通りだ。

「ありがとう、アトレティコ・ナシオナル。

結果にかかわらず、あなたの偉大な行為は世界を征服しました。」

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