『BBC』は、「元ナイジェリア代表FWダニエル・アモカチは、選手の選考で賄賂が支払われていると再び訴えた」と報じた。
1990年代に目覚ましい活躍を見せ、1994年W杯では歴史に残るスーパーゴールを決めたことで知られるダニエル・アモカチ。
指導者となってからはナイジェリア国内で監督を務めてきたが、今年始めて海外に進出。現在はフィンランドのJSヘルクレスを率いている。
オースティン・エグアヴァーン、シャイブ・アモドゥ、スティーヴン・ケシ体制で代表のアシスタントコーチだった彼は、以前から選手選考を巡って賄賂が支払われていると訴えている。
先日は政権批判のデモに参加して調査を訴えていたアモカチであるが、今回はメディアのインタビューでそれを告白した。
ダニエル・アモカチ(JSヘルクレス監督)
「エージェントはいつも、(顧客である選手を)代表のキャンプに招待させようと賄賂を支払おうとする。そうあらなければならないのだろうか?
我々は、このところ物事がそのように進んでいることを知っている。しかし、それに対して声を上げなければならない。
常にアモドゥ(シャイブ・アモドゥ元代表監督)は私に言っていたよ。
『こんな無益な代理人の言うことを聞けるか?奴らは私に1万ドル、2万ドル、3万ドルの賄賂を支払おうとする。選手を招集してもらうためにだ』と。
しかし、彼は清廉な男だったし、それを手にしようとはしなかった。私はスティーヴン・ケシとも働いたが、その時も同じだった。オースティン・エグアヴェーンもそうだった。
もし彼ら3人が清廉ではなかったら、間違いなくその犠牲になっていただろう」