AFCは、東ティモールから2023年アジアカップの出場権を剥奪すると発表した。

東ティモールは2002年にインドネシアから独立を果たした共和制国家。

長くインドネシアの占領下にあったものの、もともとはポルトガルの植民地であり、2005年にFIFAへと加盟している。

そんな東ティモールでは近年、ブラジル人やポルトガル人選手が東ティモール国籍を取得するケースが相次いでおり、湘南ベルマーレやヴァンフォーレ甲府でプレーしたFWキリノも国籍を獲得。

代表チームもそうした選手で構成されつつあり、その影響からスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)予選で戦えるだけの力を手にしていた。

しかし、そんな東ティモールにメスが入れられたようだ。

AFCは、昨年6月に行われた2018年ワールドカップに向けたアジア2次予選で東ティモールが出場資格のない12人のブラジル出身選手を起用したとして調査。

AFCに送られた書類には「親が東ティモール出身」と書かれていたが、この内容は偽造されたものと判断され、東ティモールに対し2023年アジアカップの出場権剥奪と2万ドル(およそ229万円)の処分が下されている。

東ティモールはワールドカップ予選以外のAFC主催大会でも繰り返し出場資格のない選手を起用している。AFCが公開したファイルによれば、2015年に行われたワールドカップアジア予選では国籍違反選手が7人もいたという。

なお、東ティモールは2019年アジアカップ予選ですでに敗退している。

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