今や日本の“プロヴィンチア”を代表するクラブとなったヴァンフォーレ甲府。経営危機によりチーム存続が危ぶまれていた時期があったことなどもはや知らない人も多いかもしれない。昨季は年間14位という成績で、4年連続のJ1残留を達成している。

今季は吉田達磨監督を迎え、新たなスタイルの構築を目指すシーズン。主力に成長したMF稲垣祥(広島)の移籍は痛手だが、FWウイルソン(仙台)、MF兵働昭弘(水戸)、MF小椋祥平(G大阪)といった実績十分の選手たちを補強。下部組織出身で2年ぶりに復帰したMF堀米勇輝(京都)、期限付き移籍でやってきた193cmの長身FWガブリエル(サンパウロ)らにも注目が集まる。

Ventforet Kofu 2017 Mizuno Home

甲府の2017シーズン新ユニフォームは、「甲斐の虎」として名高い戦国武将である武田信玄の家紋、武田菱をモチーフとして採用したデザイン。戦国最強を誇った武田信玄のスピリットを継承しつつ、組織的かつ戦略的に勝利を積み重ねるクラブの「迫力」や「スピード感」をテーマにしている。

このように、ユニフォーム全体に武田菱を施すことで、武田菱に身を包む様をイメージ。

クラブ名にも由来する「風林火山」の字の如く、ヴァンフォーレのスピード感あふれる攻撃や、ずっしりと安定感のある守備、チーム一丸となってプレーする組織力を大胆に表現した。7年目のMizunoによる“意欲作”だ。

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