『Daily Mail』は22日、「セビージャのフランス代表DFアディル・ラミがインタビューに応えた」と報じた。

リールでエデン・アザールやヨアン・キャバイなどとともにプレーし、その後バレンシア、ミラン、そしてセビージャと渡り歩いているラミ。

フランス代表でも信頼できるサブメンバーとして頻繁に招集されており、レギュラーとはいえないものの怪我人などの離脱を常に埋められる存在となっている。

彼は自身のサッカー選手としての生い立ちを以下のように語り、父親がドラッグ中毒で廃人になっていたことを明かした。

アディル・ラミ

「母は仕事を見つけるためにあらゆることをやってくれた。僕のためにね。彼女は4人の子供を自分だけで育てたんだ。

父親は街を放浪していた。彼はドラッグをやめられなかったんだ。毎日僕は朝5時から12時半まで働いて、午後にはサッカークラブに行っていた。

僕にとっては、これは仕事じゃなかった。単純に喜びだったよ。

自分はプロサッカーの世界に入っていった。他の人々とは違った哲学を持っていたわけじゃない。しかし、比べようのないメンタルの強さを持っていた。

僕は生活のために働かなければならないところから、サッカー選手になった。極めて少ない人しか達成できないものを、僕はやってのけた。それを理解している。

あの時点から、僕は自分の頭のなかに限界を設定したことはない。試合では求められる全てのものを求め、その欲望は青天井だった」

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