『FourFourTwo』は4日、「レアル・マドリーのDFナチョ・フェルナンデスは、自身の糖尿病について語った」と報じた。
レアル・マドリーの下部組織で育ち、2011年からトップチームに所属しているナチョ。スペイン代表にも選出され、これまで7試合に出場した経験を持っている。
彼は昨年自分が幼少期から糖尿病患者であったことを明かし、サッカーファンに大きな驚きを与えていた。
『UEFA』のインタビューでナチョは以下のように話し、一時はキャリアの危機にあったものの、今は病気がチームメイトのような存在だと語った。
ナチョ
「僕が糖尿病患者であることがわかったのは、12歳のときだった。レアル・マドリーに加入してから2年目で、あれは明らかに厳しい時間だった。
病院に行ったときのことを覚えている。僕はレアル・マドリーでトーナメントに行くつもりだったが、それを休まなければならなかった。
そして、僕は医者と会いに行った。彼女は内分泌の専門医ではなかったが、『君のサッカー選手としての日々は終わった』と伝えられたんだ。
その週末は荒れたよ。3日後にはラミレス医師に会いに行った。彼は僕の行きつけ医師になった。そして、とても親密になった。
彼は全く反対のことを言ったんだ。『サッカーの道は終わっていない』と。
事実、僕はサッカーを続けられた。なぜなら、運動はとても大切なものだったからね。
月曜日には、人生はまた動き出していたよ。
もちろん、難しい出来事だった。なぜなら、普通の人よりも何倍も体に気を使わなければならないからね。
だけど、曲がりくねった道を進むことは、同時に助けにもなると思うんだ。
ダイエットにかなり気を使わなければならない。休息の方法にもね。より大きな責任がかかる。いつもインスリンや計測機器を持ち歩かなくてはならないしね。
限界は感じないよ。トップレベルでサッカーをプレーできて十分幸運だったと思う。そして、どんなスポーツも好きだ。体を動かすことが大切だからね。
いろいろなものをちょっとずつやっているよ。休日には自転車に乗って山を回ったりする。デュアスロンも、トライアスロンもする。糖尿病は僕の行動を妨げるものじゃないんだ。
食べ物の種類にはちょっと注意が必要だ。でもなんでも食べるよ。幸運にもコントロール出来ているし、医師ともよくやっている。
すでに言ったように、これは人を更に責任ある存在にしてくれる。自分のことにより気を使うようになる。
これからの人生でもそうなると思うよ。まあ、完全な治療の方法が見つからない限りはね。
病気があることは、まるでチームメイトが隣りにいるようなものなんだよ」